オフィスデザインレイアウトの決め方|検討の進め方と必要面積の目安

「オフィスデザインレイアウト」と検索する方の多くは、対向型やフリーアドレス型といった型の名称を知ることよりも、自社のオフィスでレイアウトをどう決めていけばよいのか、検討の進め方そのものを知りたいのではないでしょうか。オフィスデザインのレイアウトは、ゾーニングで執務・会議・来客対応などのエリアを大まかに分け、動線を通し、必要な面積や座席密度を見積もったうえで業務内容に合った型を選ぶという順番で検討すると、判断しやすくなります。この記事では、レイアウトを検討する際の6つのステップと、必要面積の目安、型を選ぶときの考え方までを整理してご紹介します。代表的な型の詳しい特徴はオフィスデザインの代表的な6つの型で、ゾーニングと動線の考え方はオフィス空間デザインの基本で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。オフィス移転・内装・家具をワンストップで支援するJOY Worksがご案内します。

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オフィスデザインレイアウトが重要な3つの理由

外観からエントランスまでこだわったおしゃれなオフィス

オフィスデザインのレイアウトを工夫することは、見た目を整えるだけでなく、社員の働きやすさや企業の印象にも直結します。

執務効率と集中力への影響

デスクの向きや島の組み方ひとつで、執務スペースの働きやすさは変わります。デスクを向かい合わせる対向型(島型)はコミュニケーションを取りやすい一方、視線や会話が気になって集中力が落ちやすい面もあります。業務内容や部署の特性に合わせてレイアウトを選ぶことが、働きやすさを左右する最初のポイントです。

部署間の交流と一体感の醸成

ワークスペースの配置を工夫し、オープンスペースやラウンジを執務エリアの近くに置くと、部署を越えた交流が生まれやすくなり、コミュニケーションの活性化や社員同士の一体感にもつながります。偶発的なコミュニケーションを促すレイアウトは、創造性の発揮にもつながるといわれています。ワークスペース全体の快適性を高めることは、こうした交流を後押しする土台にもなります。

来訪者への印象と企業ブランディング

エントランスから会議室・応接スペースまでの動線や内装は、来訪者が最初に目にする企業の顔です。コーポレートカラーを基調にしたレイアウトや、木目調の家具で温かみを出す演出、観葉植物などの緑を取り入れる「バイオフィリックデザイン」は、機能性とデザイン性を両立させながら企業ブランディングを体現する手段にもなります。フロア全体を洗練された印象にまとめると、来訪者が感じる心理的な安心感にもつながります。

オフィスデザインレイアウトを決めるまでの検討の進め方(6つのステップ)

会議室・ミーティングスペースのデザイン

レイアウトは思いつきで配置図を描くのではなく、次の順番で検討を進めると判断しやすくなります。

1. 現状調査(人数・部署・働き方の整理)

まず、現在の社員数や部署構成、来客の頻度、フリーアドレスやABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)といった働き方の希望を整理します。この段階の現状調査が甘いと、後の面積算出やゾーニングがやり直しになりやすいため、時間をかける価値があります。

2. ゾーニングの素案をつくる

ワークスペース、会議室・ミーティングスペース、エントランスや応接スペース、リフレッシュ・休憩のための多目的スペースなど、機能ごとにエリアを大まかに分けるのがゾーニングです。リフレッシュスペースの快適性を保つには、執務エリアからの視線や音がこもりにくい場所を選ぶのがポイントです。役員室や経理部門など機密情報を扱う部署は、来客動線から離れた場所に配置しておくと安心です。

3. 動線を設計する

ゾーニングでエリアを分けたら、各エリアをつなぐ動線を考えます。来客動線と社員の動線を分けておくと、来訪者に落ち着いた印象を与えながら、社員が視線を気にせず働ける環境を両立させやすくなります。

4. 必要面積・座席密度を算出する

現状調査で整理した人数と、ゾーニングで分けたエリアをもとに、各エリアに必要な面積と座席密度を見積もります(目安は後ろの見出しで解説します)。

5. レイアウトの型とデスク運用を選ぶ

対向型・背面型・フリーアドレス・ABWなど、業務内容や交流の量に合った型とデスク運用を選びます(詳しい比較は後述します)。

6. 家具・内装とすり合わせる

型が決まったら、デスクや什器のサイズ、照明、コーポレートカラーを踏まえた内装のテイストとすり合わせ、機能性とデザイン性を両立したレイアウト図面として仕上げます。この段階まで検討してきたオフィスデザイン・レイアウトの全体像が、ここで初めて図面という形になります。

必要面積・座席密度の目安

フリーアドレスに対応したオフィスレイアウト

レイアウトを検討する際、多くの方が迷うのが「どれくらいの面積が必要か」という点です。

一般的には、執務スペース1人当たり3〜5平米程度を目安に見積もる会社が多いといわれています。フリーアドレスやABWを導入して集中ブースやオープンスペースを充実させる場合は、座席数そのものを社員数より少なく設定できる一方、共有部分の面積は増える傾向があります。会議室・応接・休憩のためのリフレッシュスペースなど執務スペース以外の共有部分は、オフィス全体の20〜30%程度を確保するのが一般的な目安とされています。集中ブースを多めに確保すると、ワークスペース全体の快適性が上がりやすい一方で面積は余裕を持たせる必要があります。業種や来客の頻度によって最適な比率は変わるため、あくまで検討の出発点として参考にしてください。

レイアウトの型を選ぶときの考え方

来客対応を意識した受付・応接スペースのレイアウト

必要面積の見積もりができたら、業務内容や交流の量に合わせてレイアウトの型を選びます。

部署内の相談や報連相が多い業務であれば対向型(島型)、来客対応や集中力を要する専門職であれば背面型、来客対応をデスク上で兼ねたいならブーメラン型、固定席を持たず出社率に応じて席を選ぶフリーアドレス、業務内容ごとに働く場所を選ぶABW(abw)など、代表的な型にはそれぞれ向き不向きがあります。型ごとの特徴や選ぶときに比較したい視点はオフィスデザインの代表的な6つの型で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

ゾーニング・動線とのつながり

ゾーニングされたオフィスのワークスペース

レイアウトの型を選ぶ前提として、ゾーニングと動線をあらかじめ固めておくことが欠かせません。

ゾーニングで各エリアの配分を決め、動線で人の流れを整理しておくと、そのうえにどの型のデスクを並べるかという判断がしやすくなります。ゾーニングと動線設計の考え方、快適性や一体感を高める空間演出の工夫についてはオフィス空間デザインの基本で詳しくご紹介しています。

レイアウトの見直しが必要になるタイミング

レイアウト変更に対応しやすいオフィス家具・デスクの配置

レイアウトは一度決めたら終わりではなく、状況の変化に合わせて見直しが必要になります。

オフィスの移転や増員、組織変更があったとき、またフリーアドレスやABWなど働き方を変えるときは、レイアウトを見直すよい機会です。フロアのレイアウト図を見直す際は、休憩のとりやすさや、活性化させたい交流の量、心理的な負担が増えていないかもあわせて確認すると判断しやすくなります。将来的な人数の増減を見込んで、家具の配置換えだけで対応できる余白をあらかじめレイアウトに持たせておくと、都度大きな工事をせずに柔軟に対応しやすくなります。

まとめ

内装工事の様子

オフィスデザイン・レイアウトは、ゾーニングと動線を整理し、必要面積・座席密度を見積もったうえで、業務内容に合った型を選ぶという順番で検討すると判断しやすくなります。代表的な型の詳しい特徴はオフィスデザインの代表的な6つの型、ゾーニング・動線の考え方はオフィス空間デザインの基本もあわせてご覧ください。オフィスデザインレイアウトの検討でお悩みの際は、JOY Worksまでお気軽にご相談ください。洗練された、機能性とデザイン性を両立したオフィスデザインサービスや施工事例もあわせてご覧いただけます。

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