グッドデザイン賞を受賞したオフィスの実例に見る、評価されるデザインの視点

「グッドデザイン オフィス」と検索する方の中には、賞の仕組みそのものよりも「実際にどんなオフィスがグッドデザイン賞を受賞しているのか」を具体的に知りたい方も多いのではないでしょうか。この記事では、グッドデザイン賞を受賞した実際のオフィス空間や、受賞歴のあるオフィス家具・什器の実例を取り上げながら、空間デザインとプロダクトデザインでそれぞれ評価される視点の違いを整理し、受賞事例の考え方を自社のオフィスづくりに取り入れるポイントをご紹介します。グッドデザイン賞の制度や審査の仕組みそのものについてはグッドデザイン賞 オフィスとはで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。オフィス移転・内装・家具をワンストップで支援するJOY Worksがご案内します。

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グッドデザイン賞を受賞した実際のオフィス空間

ワークスペースとしての機能を備えたデザイン性の高いオフィス空間

グッドデザイン賞(GOOD DESIGN AWARD)は、1957年に当時の通商産業省が創設した「グッドデザイン商品選定制度」を前身とし、現在は公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)が主催・運営するデザイン評価制度です。優れたデザインの普及とプロモーションを目的とした活動として、毎年、審査委員会による審査を経て「Gマーク」が贈られ、特に評価の高い対象は「グッドデザイン・ベスト100」として選出されます。個別の受賞対象は、公式サイトの受賞対象ギャラリーで検索・閲覧できます。建築・環境デザインの領域では、毎年多くの企業オフィスが受賞対象に選ばれており、企業が自社の公式サイトやニュースリリースで受賞を発表するケースも増えています。ここでは、公表されている事例をもとに、実際にオフィス空間が評価されたケースを見ていきます。

企業のミッション・ビジョンを体現する空間としての受賞例

フォースタートアップス株式会社は、本社オフィス「The Flagship」が2025年度グッドデザイン賞を受賞したと公式ニュースで発表しています。企業のミッション・ビジョンを体現する空間として、インテリアデザインやフィットアウト(内装仕上げ)の分野を含む国内外の複数のデザインアワードでも評価を受けているとのことです。経営理念を空間デザインに落とし込む姿勢が、総合的に評価された例といえるでしょう。

製品・空間・ブランドを横断して受賞する企業も

株式会社イトーキは、2025年度グッドデザイン賞において製品・空間・ブランドの分野で計7件を受賞したと公式に発表しています。1社で複数の分野にまたがって評価される例は、デザインへの取り組みを経営全体の方針として位置づけていることの表れとも考えられます。

グッドデザイン賞を受賞したオフィス家具・什器の実例

機能性とデザイン性を兼ね備えたオフィス家具

オフィス空間そのものだけでなく、そこに置かれるオフィス家具がグッドデザイン・ベスト100に選出される例も見られます。コクヨ株式会社は、2023年度のグッドデザイン・ベスト100において、着座性や素材選びにこだわったオフィス家具シリーズが選出されたことを、公式コラムで紹介しています。

着座性や背もたれなど、機能面で評価される工夫

長時間の着座を想定したチェアーでは、背もたれの形状や肘の当たり方まで含めた使い心地の工夫が、評価のポイントとして紹介されることがあります。単なる見た目の造形だけでなく、働く人が実際に使う場面を想定した機能性が、プロダクトデザインの分野では重視される傾向にあります。細部の使い心地には、手がけたデザイナーの工夫が表れているともいえます。

働き方の変化に合わせたシリーズ展開

固定席にこだわらない働き方の広がりに合わせ、チェアーやテーブルなど用途別に複数のアイテムをシリーズとして展開し、その総合力が評価される例もあります。1点のデザインというより、オフィス全体の使われ方を見据えた家具のラインアップとして評価される点が特徴です。

オフィス空間とオフィス家具、評価される視点の違い

外観からこだわったデザイン性の高いオフィスの佇まい

同じグッドデザイン賞でも、オフィス空間(建築・環境デザインの領域)とオフィス家具(プロダクトデザインの領域)とでは、評価される視点に違いがあります。

オフィス空間で重視される視点

オフィス空間の場合、働き方への配慮やコミュニケーションのしやすさ、企業理念やブランドの体現といった、空間全体としての体験や意味づけが評価の軸になりやすい傾向があります。

オフィス家具で重視される視点

一方でオフィス家具の場合、着座性や耐久性といった機能面、素材選びやシンプルな造形といったデザイン性、そして機能美と使いやすさを両立させる工夫そのものが評価の軸になりやすい傾向があります。空間デザインと家具選びは異なる評価軸を持ちながらも、実際のオフィスづくりでは両方をあわせて考える必要があります。

受賞実績のある視点を自社のオフィスづくりに取り入れるポイント

来客対応まで意識したデザイン性の高い受付スペース

グッドデザイン賞を受賞した空間や家具の事例は、それぞれの企業の条件のもとで評価されたものであり、そのまま自社に当てはめられるとは限りません。ただし、審査で重視されるとされる「見た目だけでなく、使う人にとっての使いやすさまで含めて評価する」という視点は、受賞の有無にかかわらず、オフィスレイアウトや家具選定を検討するうえでの参考になります。

家具選びは実際に座って確かめる

受賞歴のある家具であっても、体格や働き方によって感じ方は異なります。カタログ上のスペックだけで判断せず、実際にショールームなどで着座して確かめることが、導入後のミスマッチを防ぐポイントです。

空間と家具を切り離さずに検討する

オフィスデザインとオフィス家具の選定を別々に進めると、コンセプトと什器の印象がちぐはぐになりやすくなります。レイアウト・内装・家具選びを一貫して相談できる会社を選ぶことも、受賞事例に共通する「一貫性」を自社のオフィスに取り入れるための実務的なポイントです。デザイン会社の選び方はオフィスデザイン会社の選び方で詳しく解説しています。

まとめ

会議室を備えたデザイン性の高いオフィス空間

公益財団法人日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン賞では、企業のオフィス空間そのものだけでなく、オフィス家具・什器がグッドデザイン・ベスト100などの形で評価される例もあります。空間デザインでは働き方への配慮や企業理念の体現、オフィス家具では着座性や造形といった機能美が、それぞれ評価される視点として挙げられます。受賞事例をそのまま真似るのではなく、その背景にある考え方を自社の業種・規模に置き換えて検討することが大切です。グッドデザイン賞の制度や審査の視点についてより詳しく知りたい方はグッドデザイン賞 オフィスとはもあわせてご覧ください。自社に合ったオフィスデザイン・家具選びでお悩みの際は、JOY Worksまでお気軽にご相談ください。オフィスデザインサービス施工事例もあわせてご覧いただけます。

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