
オフィスデザインの施工例|工程ごとの流れと作業内容
「オフィスデザイン施工 例」と検索する方の多くは、完成写真だけでなく、実際の工事がどのような順番でどんな作業を行うのか、具体的な中身を知りたいのではないでしょうか。オフィスデザインの施工は、現地調査やヒアリングから始まり、レイアウト設計、内装・電気・空調工事、什器の搬入設置、検査・引き渡しまで、複数の工程を経て完成します。この記事では、施工の流れを工程ごとに整理し、エントランスや執務スペースといった空間別に作業内容の例をご紹介します。完成後の事例写真から見るべき視点を知りたい方はオフィスデザイン施工事例|見るべきポイントと活用法、実際の事例を写真で見たい方はオフィスデザイン事例4選もあわせてご覧ください。オフィス移転・内装・家具をワンストップで支援するJOY Worksがご案内します。
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オフィスデザインの施工とは、何をどのような順番で行うのか

「施工」というと内装工事そのものをイメージしがちですが、オフィスデザインの施工は工事だけで完結するものではありません。現地調査・ヒアリングによる要望整理から始まり、レイアウト・ゾーニングを固めるプランニング、解体や原状回復、内装・電気・空調の工事、什器・家具の搬入設置、最終的な検査・引き渡しまで、複数の工程を経て一つの空間デザインが新しいオフィスとして生まれます。移転にともなう新規の内装工事か、既存オフィスの一部をリニューアルするかによって工程の重さは変わりますが、全体の流れを工程ごとに把握しておくと、施工会社とのやり取りで何を確認すればよいかが見えやすくなります。
施工前に行う現地調査・ヒアリングとプランニング

内装工事に着手する前段階として、現地調査とヒアリング、レイアウト設計という3つの作業があります。この段階の精度が、その後の施工内容や工期に大きく影響します。
現地調査で確認すること
現地調査では、テナント物件の図面や設備の位置、電気容量、空調の系統、床の耐荷重といった建物側の条件を確認します。原状回復の範囲やビル管理規約による工事の制約も、この段階で把握しておきたい項目です。現地の情報に基づく正確な判断がプランニングの前提として欠かせず、既存の造作や意匠をどこまで活かす工夫ができるかも、現地調査の結果によって大きく変わります。
ヒアリングで整理する要望(働き方・コンセプト・ゾーニング)
ヒアリングでは、従業員数や部署構成といった基本情報に加えて、フリーアドレスを取り入れるか固定席を中心にするか、来客対応の頻度、会議室や応接室に求める防音性など、働き方に関する要望を具体的に整理します。部署ごとに柔軟にレイアウトを変えられる自由なワークスタイルを重視する会社もあれば、集中して働ける快適な個室を重視する会社もあり、多様な要望を丁寧にすり合わせることが大切です。企業ブランディングやブランドイメージをオフィスの意匠に反映したいという要望も、この段階でコンセプトとしてすり合わせておくと、後工程の内装カラーや什器選定に一貫性を持たせやすくなります。
レイアウト・ゾーニングの設計への落とし込み
整理した要望をもとに、エントランス・ワークスペース・会議室・ラウンジといった各エリアをどう配置するかというゾーニングと、デスクや什器の配置を決めるレイアウト設計を行います。来訪者の動線が執務スペースを横切らないようにする、機密情報を扱う部署をエントランスから離すなど、部署間の役割や交流のさせ方を踏まえた設計がこの段階で固まります。部署を超える一体感が生まれる配置にするか、集中しやすい落ち着いた環境を優先するかによっても、来訪者や従業員に与える印象は変わります。図面やパースを用いてイメージをすり合わせ、内装工事の仕様書へと落とし込んでいきます。
内装工事の中身(解体・電気・空調・仕上げ)

プランニングが固まったら、いよいよ内装工事に入ります。工事は大きく分けて解体・原状回復、造作・間仕切り、電気・空調・照明、床や壁の仕上げという工程で進みます。それぞれの工程で無駄な手戻りをなくし、コストと工期の全体最適を図ることが、内装工事を円滑に進めるポイントです。
解体・原状回復工事
移転先のテナントで工事を始める際は、まず既存の内装を解体・撤去する作業から入ります。退去するオフィスでは、逆に入居時の状態に戻す原状回復工事が必要になり、契約内容によって工事の範囲が定められています。本社移転のように坪数の大きい物件では解体・原状回復の両方が同時に発生することもあり、解体の範囲が広いほど工期と費用は増える傾向にあるため、既存の造作をどこまで活かせるかは現地調査の段階で見極めておきたいポイントです。
造作・間仕切り工事
会議室や個室ブースを新設する場合は、壁やパーテーションを設置する造作・間仕切り工事を行います。壁を増やさずに収納家具やガラスのパーテーションでゾーニングする方法もあり、視線の抜けを確保しながら開放感のある空間を保つ工夫として選ばれることがあります。天井や梁など建物本来の意匠を活かして造作を最小限にとどめる、シンプルな内装でまとめる進め方も、コストと工期のバランスを取る手段の一つです。壁の色や素材の使い方も含めてトータルで検討すると、限られた造作でも空間の個性を表現しやすくなります。
電気・空調・照明工事
デスクの配置やOA機器の数に合わせてコンセントやLAN配線を計画し直す電気工事、フロア全体の空調バランスを整える空調工事、執務スペースには明るさを、ラウンジやリフレッシュスペースには間接照明で落ち着いた雰囲気をつくる照明工事もこの段階で行います。窓の配置を活かして自然光を取り込み、明るい光が差し込む執務スペースにする工夫も、照明計画とあわせて検討されることがあります。会議室の防音性を高めるための吸音材の施工や、セキュリティ設備の配線もあわせて計画しておくと、後から追加工事が発生しにくくなります。
床・壁の仕上げ工事
床材や壁材の張り替え、塗装、アクセントクロスの施工など、空間の印象を大きく左右する仕上げ工事を行います。木目調の素材やナチュラルなトーンでまとめる、モダンで洗練された配色にする、コーポレートカラーを壁の一面に取り入れるなど、内装カラーの統一感を意識した仕上げにすることで、限られた予算のなかでもデザイン性の高い印象をつくりやすくなります。見た目の高級感と使いやすさを両立させることも、仕上げ工事で意識したいポイントです。
什器・家具の搬入設置と、空間別に見る施工内容の例

内装工事が完了したら、デスクやチェア、収納といった什器・家具の搬入設置に入ります。ワークスペースや会議室など、空間ごとに求められる施工内容には違いがあるため、代表的なエリア別に作業内容の例を整理します。
エントランス・受付の施工内容の例
エントランスは来訪者が最初に目にする空間のため、ロゴサインの設置や受付カウンターの造作、照明による演出など、第一印象を左右する施工に力を入れることが多いエリアです。コーポレートカラーを取り入れたサインや、グリーンを配置した受付まわりの内装は、企業ブランディングを体現する施工内容の代表例といえます。来客に自社の取り組みを直接見せたい会社では、什器の一部をショールームのように展示できるレイアウトを組み込み、オフィスの資産価値を高める施工を行うこともあります。
執務スペース・フリーアドレスの施工内容の例
ワークスペースでは、固定席のデスクレイアウトを組む工事のほか、フリーアドレスを導入する場合はキャスター付きの可動収納やパーソナルロッカーの設置、電源・LAN配線をデスクの配置に依存しない形に敷設し直す工事が加わります。集中しやすい窓向きの配置と、部署を越えた交流を生み出すオープンスペースを組み合わせるレイアウトも、執務スペースの施工でよく見られる工夫です。座席を自由に選べる新たな働き方を実現する空間づくりとして、フリーアドレスを採用する会社も増えており、集中しやすい執務環境は社員の生産性にも直結します。
会議室・応接室の施工内容の例
会議室や応接室では、来客対応に対応できる防音性の高いパーテーション工事や、多目的に使えるミーティングブースの造作が中心になります。機密情報を扱う部署の近くに配置する場合は、視線を遮る建具や、セキュリティに配慮した動線の設計もあわせて検討されます。防音性やセキュリティを強化する施工は、来客対応の安心感につながる投資といえます。
ラウンジ・リフレッシュスペースの施工内容の例
社員同士の交流やコミュニケーションを促す共用のラウンジ、カフェ風のリフレッシュスペースでは、ソファやアイランドテーブルの設置に加えて、間接照明や観葉植物などのグリーンを取り入れる施工が行われます。木目調の内装で温かみを演出し、心地よい雰囲気づくりを意識する事例も多く見られます。こうした共用スペースの施工は、社員同士のコミュニケーションを促進し、そこで働く社員にとって居心地のよいオフィス全体の魅力を高める効果も期待できます。
検査・引き渡しから運用開始まで

内装工事と什器の設置が終わると、電気・空調設備が図面どおりに機能しているか、仕上げに不備がないかを確認する検査が行われ、問題がなければ引き渡しとなります。引き渡し後はOA機器やネットワーク機器の設置、什器の最終的な配置調整を経て運用が始まります。移転をともなう場合は、旧オフィスの原状回復工事のスケジュールと新オフィスの引き渡し時期が重ならないよう、全体のスケジュールを事前に調整しておくことも欠かせません。検査・引き渡しを丁寧に行うことで、竣工後の手戻りを防ぎ、経営視点で見た工事コストの効率化にもつながります。
施工会社とのやり取りで押さえておきたいポイント

現場見学・仕様確認のタイミング
工事が始まってからでは変更しにくい部分も多いため、造作や電気配線の仕様は工事着手前の図面段階でできる限り確認しておくことが大切です。プロジェクトの進行中に現場を見学できるタイミングを施工会社にあらかじめ相談しておくと、仕上げ材の質感やコンセントの位置など、図面だけでは伝わりにくい部分を実際に確認しながら進められます。人数の増減や働き方の変化に対応した見直しが必要になった場合も、早めに相談しておくと工事内容への反映がしやすくなります。
移転かリニューアルかで変わる施工の進め方
移転にともなう施工では、原状回復と新オフィスの内装工事を並行して進める必要があり、スケジュール管理の比重が大きくなります。一方、既存オフィスの一部をリニューアルする施工では、営業を続けながら工事を行うケースも多く、業務への影響を抑えるための工事範囲や作業時間帯の調整が重視されます。移転をきっかけに企業文化や理念を空間に反映したいという相談も多く、社内の声を丁寧に拾いながら進めることが望ましい施工です。どちらのケースでも、自社の課題や理想のオフィス像を整理したうえで施工会社に相談すると、現場の状況を踏まえた無理のない提案を受けやすくなります。
まとめ

オフィスデザインの施工は、現地調査・ヒアリングから始まり、レイアウト・ゾーニングの設計、解体や内装・電気・空調工事、什器・家具の搬入設置、検査・引き渡しという工程を経て完成します。エントランスや執務スペース、会議室、ラウンジといった空間ごとに施工内容の例を知っておくと、見た目のおしゃれさだけでなく機能性も兼ね備えた提案を受けやすくなります。施工内容の理解を深めておくことは、働くスタイルに合った空間づくりや、社員のモチベーション向上にもつながります。完成後の事例写真から見るべき視点を知りたい方はオフィスデザイン施工事例|見るべきポイントと活用法もあわせてご覧ください。自社のオフィスデザインでお悩みの際は、JOY Worksまでお気軽にご相談ください。オフィスデザインサービスや施工事例もあわせてご覧いただけます。
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