オフィスデザインにグリーンを取り入れる効果と進め方|選び方・配置アイデアも解説
「オフィスデザイン グリーン」と検索する方の多くは、観葉植物やフェイクグリーンをオフィスに取り入れることでどのような効果が得られるのか、そしてどこにどう配置すればおしゃれで働きやすい空間になるのかを知りたいのではないでしょうか。グリーンは壁や床のデザインに比べて小さな予算から取り入れやすく、既存のオフィスレイアウトを大きく変えずに空間の印象を変えられる要素です。この記事では、オフィスにグリーンを取り入れる効果、本物の観葉植物とフェイクグリーンの違い、おすすめの植物、デスクや壁面・エントランスでの配置アイデア、導入時の注意点と費用相場までを整理してご紹介します。オフィス移転・内装・家具をワンストップで支援するJOY Worksがご案内します。
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オフィスデザインにおける「グリーン」とは

オフィスデザインでいう「グリーン」とは、観葉植物やフェイクグリーン(人工植物)を使って、執務スペースやエントランスといったオフィス空間に自然の緑を取り入れるデザイン手法を指します。壁・床・サインなど建築的な要素のデザインに比べると、グリーンは配置の自由度が高く、レイアウトを大きく変更せずに取り入れやすい点が特徴です。
バイオフィリックデザインという考え方
近年注目されている「バイオフィリックデザイン」とは、人が本来持つ自然とのつながりを求める性質を建築・空間デザインに応用し、植物や自然光、木質素材などを積極的に取り入れる設計の考え方です。オフィスへのグリーンの導入は、このバイオフィリックデザインを実践する代表的な手法のひとつとして位置づけられています。
「緑視率」という指標
オフィスのグリーンの量を検討する際の目安として、「緑視率」という考え方があります。緑視率とは、人の視界に占める緑(植物)の割合を示す指標で、一般的には視界のおよそ10〜15%程度に緑があると、見る人の緊張を和らげる働きが期待できるとされています。グリーンを配置する際は、設置する植物の数そのものよりも、実際にその場に立ったときに視界に入る緑の量を意識すると、効果的な緑化計画を立てやすくなります。
オフィスにグリーンを取り入れる効果・メリット

オフィスにグリーンを取り入れることには、そこで働く社員の心身への効果と、来訪者から見た企業イメージへの効果の両方が期待されています。代表的な4つの効果を紹介します。
ストレスを緩和しリラックス効果をもたらす
視界に入る緑色には、心理的な緊張やストレスを和らげ、リラックス効果をもたらす働きがあるとされています。緑には気持ちを癒す効果もあり、執務スペースや休憩・リフレッシュスペースにグリーンを配置することで、社員が気持ちを切り替えやすい職場環境をつくれます。近年では、緑による癒しが集中力や生産性の向上、休憩スペースでの会話をきっかけにした社員同士のコミュニケーションの活性化にもつながると考えられています。
空気を浄化し快適性を高める
観葉植物の中には、室内の空気中の汚染物質を吸収し、空気を浄化・清浄に保つ働きを持つ種類もあります。水分を放出する性質から、乾燥しやすい季節の湿度を保つ効果が期待できる種類もあります。換気のしにくい執務スペースや会議室にグリーンを配置することで、見た目の効果だけでなく、快適性の高い空間づくりにもつながります。
視覚疲労を軽減する
パソコン作業が続くオフィスでは、デスクに向き続けることで目の疲れ(視覚疲労)が蓄積しやすくなります。視界の中にグリーンを配置し、適度に目線を休ませられる環境をつくることで、視覚疲労の軽減が期待できます。
企業イメージ・ブランディングを高める
エントランスや受付にグリーンを効果的に演出することは、来訪者に清潔感や心地よさを印象づけ、企業のイメージアップにもつながります。コーポレートカラーや内装のテイスト、インテリア全体と組み合わせることで、自社らしいブランディングを視覚的に伝える演出としても活用でき、求職者に好印象を与える採用活動の場面でも役立つ要素です。オフィスのエントランスデザイン全体の考え方はオフィスのエントランスデザインが重要な理由と検討すべき5つのポイントでも詳しく紹介しています。
本物の観葉植物とフェイクグリーンの比較

オフィスにグリーンを取り入れる際は、本物の観葉植物(リアルグリーンと呼ばれることもあります)を使うか、フェイクグリーン(人工植物)を使うかという選択も検討のポイントになります。それぞれの特徴を踏まえ、設置する場所や管理体制に合わせて選ぶことが大切です。
本物の観葉植物の特徴
本物の観葉植物は、空気を浄化する働きや、時間とともに成長し季節によって表情が変化する生命力を身近に感じる点が魅力で、育てる過程そのものを楽しめることも、美しい空間づくりの一部になります。一方で、水やりや剪定、害虫対策といった日常的な手入れが必要になるため、管理する担当者や管理ルールを事前に決めておく必要があります。
フェイクグリーンの特徴
フェイクグリーンは、水やりや日当たりを気にせず、どのような場所にも設置できる手軽さが特徴です。メンテナンスの手間がかからないため、人手を増やさずに緑化したい場合や、日当たりの悪い場所、天井付近など手入れが難しい場所にも取り入れやすくなっています。品質を適切に維持すれば、近年は本物の植物と見分けがつきにくいほどリアルな質感の高いフェイクグリーンも増えています。
組み合わせて使うという選択肢
来客対応の多いエントランスや目につきやすい場所には本物の植物を、手の届きにくい天井付近や高い場所にはフェイクグリーンを使うなど、設置場所に応じて本物とフェイクを使い分けるという方法もあります。管理の負担とデザイン性のバランスを取りたい場合に向いている考え方です。
オフィスに向く観葉植物の選び方とおすすめの種類

オフィスに観葉植物を取り入れる場合は、見た目の好みだけでなく、オフィス環境に合うかどうかという視点で選ぶことが長く付き合うためのポイントです。
選び方の3つの視点
1つ目は管理のしやすさです。水やりの頻度が少なく、多少の手入れ不足でも枯れる心配が少ない品種を採用すると、担当者の負担を抑えられます。2つ目は環境への適応力です。日当たりの悪い日陰になりやすい席でも育つ、空調の効いたオフィスの環境に適する耐陰性のある品種かどうかを確認します。3つ目はオフィス空間との調和です。レイアウトや内装のテイスト、設置するスペースの広さに合った樹形やサイズを選ぶことで、空間全体の雰囲気を効果的に演出できます。
代表的な観葉植物の種類
オフィスでよく選ばれる観葉植物として、育てやすく耐陰性のあるポトス、大きな葉に切れ込みが入った姿が特徴で存在感のあるモンステラ、生命力が強く初心者にも扱いやすいパキラ、乾燥に強く手入れの少ないサンセベリアなどが挙げられます。デスク周りの小さなスペースにはポトスのようにつる性で吊るしても飾れる種類、エントランスや会議室など目立つ場所にはモンステラのように存在感のある種類を選ぶといったように、設置場所の広さや役割に応じて種類を選ぶことをおすすめします。
オフィス空間への取り入れ方・配置アイデア

グリーンの取り入れ方は、鉢植えを置くだけでなく、さまざまな方法があります。オフィスレイアウトや家具と組み合わせることで、デザイン性と機能性を両立させやすくなります。
鉢植え・デスク周りに置く
最も取り入れやすい方法が、デスクの上や窓際、通路の角などに鉢植えを置く方法です。小さな鉢植えであれば、デスク周りの限られたスペースでも設置でき、視界に入る緑視率を手軽に高められます。明るい雰囲気と心地よさを与えたいデスク周りにおすすめの方法です。
天井から吊るす・壁に飾る
床面を占有せずに緑を取り入れたい場合は、天井から吊るすハンギンググリーンや、壁に飾るウォールグリーンが効果的です。照明を効果的に当てることで、グリーンの存在感をより引き立てる演出もできます。特に壁面を使ったグリーンの装飾は、壁面そのものをアクセントとして活かす活用アイデアのひとつでもあり、オフィス壁面デザインの活用アイデアでも、壁面の素材や費用の目安とあわせて紹介しています。
間仕切り・家具と組み合わせる
プランターを間仕切りとして活用すれば、パーティションのように視線を緩やかに遮りながら、緑を感じられる空間をつくれます。デスクや棚、キャビネットといった家具と組み合わせて配置すれば、収納や動線を妨げずにグリーンを取り入れられます。
スペース別に見る取り入れ方
エントランスや受付では、来訪者の第一印象を高める大型のグリーンやシンボルツリーを配置する例が多く見られます。会議室では、壁際や窓辺に観葉植物を配置し、リラックスできる雰囲気を演出する使い方が向いています。会議室デザイン全体の考え方はオフィスの会議室デザインで詳しく解説しています。休憩・リフレッシュスペースでは、ソファや椅子のまわりにグリーンを配置することで、カフェのような雰囲気を演出し、執務スペースと切り離されたリラックスできる空間をつくりやすくなります。
オフィスにグリーンを導入する際の注意点

グリーンの導入を具体的に進める前に、次の点を整理しておくと、導入後のトラブルを防ぎやすくなります。
導入の目的を明確にする
企業イメージの向上を目的にするのか、働く人のリラックス効果を目的にするのかによって、設置する場所や植物の種類、本物とフェイクの使い分けは変わってきます。目的をはっきりさせたうえで導入を検討することが、効果的な緑化につながります。
配置計画とメンテナンスコストを考慮する
グリーンは設置して終わりではなく、継続的な手入れが必要です。本物の観葉植物を選ぶ場合は、水やりや剪定を誰が担当するのか、専門業者にメンテナンスを依頼するのかを、導入前に決めておく必要があります。植物は成長して大きくなることもあるため、将来のサイズへの配慮も含めて配置計画を立てておくことが、思わぬ手間を防ぐことにつながる重要なポイントです。フェイクグリーンを選ぶ場合も、ほこりの掃除など最低限のメンテナンスは発生します。
ビル管理会社への確認
テナントビルの場合、避難通路や消防設備の前にグリーンを置くことが制限されている場合があります。大型の鉢植えを設置する前に、ビル管理会社や管理規約を確認しておくと、設置後に撤去を求められるといったトラブルを避けられます。
オフィスグリーンの費用相場

グリーンの導入にかかる費用は、観葉植物の種類やサイズ、本物かフェイクか、購入かレンタルかによって大きく変わります。デスクに置ける小さな鉢植えであれば数千円程度から取り入れられますが、エントランスに置くシンボルツリーのような大型の観葉植物や、壁面いっぱいのウォールグリーンを施工する場合は、数十万円規模になることもあります。レンタル観葉植物のサービスを利用すれば、水やりや交換といったメンテナンスを委託しながら、初期費用を抑えて導入することもできます。グリーンだけでなく、オフィスデザイン全体の費用の考え方はオフィスデザインとは?効果・進め方・会社選びのポイントでも紹介しています。
まとめ

オフィスデザインにグリーンを取り入れることは、社員のストレスを和らげリラックス効果をもたらすだけでなく、空気の浄化や視覚疲労の軽減、企業イメージの向上など、空間の印象を変える多くの効果が期待できる取り組みです。業務の効率や生産性への良い影響も期待されており、職場環境の改善に役立つ有効な手段のひとつといえるでしょう。本物の観葉植物とフェイクグリーンの特徴を踏まえ、鉢植え・吊るす・壁に飾る・間仕切りとして使うといった配置アイデアに自社らしい工夫を加えるとよいでしょう。導入の目的を明確にし、配置計画やメンテナンスコスト、ビル管理会社への確認まで整理しておくことが、最適な形で効果を得ることにつながる重要なポイントです。十分に準備を整えたうえで導入すれば、理想のオフィス空間を実現できるはずです。オフィスのグリーンや内装デザインについて相談したい場合は、JOY Worksまでお気軽にご相談ください。オフィスデザインサービスや施工事例もあわせてご覧いただけます。
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