
小規模オフィスのデザインを成功させる6つのポイント
「オフィスデザイン小規模」と検索する方の多くは、限られた面積や予算の中でも快適に働けるオフィスをどう設計すればよいか、具体的なレイアウトの工夫を知りたいのではないでしょうか。少人数の小規模オフィスは、大規模オフィスと違ってレイアウトの自由度が高い一方で、面積・動線・音・収納といった制約も出やすく、工夫次第で使い勝手や生産性が大きく変わります。この記事では、小規模オフィスならではの特徴や課題から、ゾーニングの考え方、おすすめのデスクレイアウト、空間を広く見せるデザインの工夫、見落としやすい注意点までを整理してご紹介します。オフィス移転・内装・家具をワンストップで支援するJOY Worksがご案内します。
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小規模オフィスならではの特徴と課題

小規模オフィスとは、明確な定義があるわけではありませんが、一般的には数名から30人程度が働く、比較的コンパクトな坪数の事務所を指します。中規模オフィスに近い人数まで幅がありますが、従業員数や面積が小さいオフィスならではの特徴として、レイアウトの自由度が高くコストを抑えやすい一方、限られたスペースの中で執務・会議・来客対応・収納といった複数の用途を両立させなければならない難しさがあります。オフィスデザインの基本的な考え方はオフィスデザインとは?効果・進め方・会社選びのポイントを解説でも紹介していますが、ここでは小規模オフィスに特有の特徴と課題を整理します。
レイアウトの自由度が高くコストを抑えやすい
小規模オフィスは大規模オフィスに比べて座席数や部署の数が少ないため、オフィスレイアウトの自由度が高く、統一感のある空間をつくることができるというメリットがあります。内装工事や家具の点数も少なくて済むため、移転やリニューアルの初期費用を抑えやすく、少人数のチームやフロア全体で社内コミュニケーションもとりやすい距離感で働けます。部署やチームの垣根が低く、情報共有や交流が円滑に進みやすいことも、小規模オフィスならではの効率の良さだと言えます。
面積・動線・音などの制約が出やすい
一方で床面積そのものが限られているため、執務スペース・会議室・来客対応エリア・収納スペースをすべて確保しようとすると窮屈になりがちです。デスク同士の距離が近くなることで音漏れが起きやすく、声が響きやすくなったり、通路が狭く動線が交錯して集中を妨げる原因になったりする点にも配慮が必要です。窮屈さを感じる原因の多くは面積そのものではなく、視線の抜け方や配置の工夫で解消できることも少なくありません。
デザインを検討する前に整理しておきたいこと

レイアウトの検討に入る前に、まず自社が求めるオフィス像を整理しておくと、限られた面積でも判断がぶれにくくなります。
コンセプトと優先順位を明確にする
どのようなオフィスにしたいのか、目的とコンセプトを明確にしたうえで、執務スペースを優先するのか、来客対応や会議室を重視するのかなど、譲れない優先順位を決めておきましょう。理想とする働き方やおしゃれな雰囲気づくりといった方向性を早い段階で定めておくと、内装の色や素材、家具のテイストにも統一感が生まれ、来訪者や社員に良い印象を与えるデザイン性の高い空間をつくりやすくなります。
現状の人数と将来の増員を洗い出す
現在の従業員数や業務内容だけでなく、事業の成長にともなう将来的な増員の可能性も見込んでおくことが大切です。社員一人ひとりへのヒアリングを踏まえ、社員の声をレイアウトに反映させておくと、実際の働き方に合ったオフィスになりやすくなります。移転やリニューアルのタイミングで座席数ぎりぎりのレイアウトにしてしまうと、数年後に物件探しからやり直して再度オフィス移転を検討する必要が出てくるため、多少のゆとりを持たせておくと安心です。
ゾーニングと面積配分の考え方

小規模オフィスのレイアウトを成功させる鍵は、ゾーニング(空間の用途分け)にあります。限られた面積を執務・会議・来客対応・収納・リフレッシュといった用途ごとに、どのくらいの割合で配分するかを最初に検討します。
1人あたりの必要面積を目安にする
オフィスの快適性を左右する要素の一つが、1人あたりの専有面積です。一般的にデスクまわりだけで2〜3坪程度、通路や共有スペースを含めると3〜5坪程度が目安とされ、換気や十分な気積を求める法令上の目安も参考にしながら検討すると安心です。この目安をもとに、現在の人数と将来の増員分を掛け合わせることで、必要な坪数の見当をつけられます。
用途ごとに面積を適切に配分する
執務スペースに面積を割きすぎるとミーティングスペースや休憩スペース、リフレッシュスペースが手薄になり、逆に共有スペースを充実させすぎると座席にゆとりがなくなります。来客の多い業種であれば応接スペースを、内勤中心で集中して作業できる個室や作業スペースが欲しい業種であれば多目的に使えるオープンなワークスペースを手厚くするなど、業務内容や出社スタイルに合わせたゾーニングと面積配分を意識しましょう。プライバシーへの配慮が必要な業務があれば、その分の面積も忘れずに見込んでおきます。
小規模オフィスにおすすめのデスクレイアウト

小規模オフィスの座席配置には、いくつかの代表的なオフィスレイアウトパターンがあります。デスクやチェア、椅子などのオフィス家具の選び方とあわせて、省スペース化と働きやすさを両立できるよう、業務内容や部署構成に合わせて選ぶとよいでしょう。
- 対向型(島型)レイアウト:デスクとテーブルを向かい合わせに並べる基本形。省スペースで配置でき、部署内のコミュニケーションもとりやすい
- 背面型レイアウト:デスクを背中合わせに配置する形。パソコン作業に集中しやすく、個々のワークスペースを確保しやすい
- ブース型レイアウト:パーテーションで座席を区切る形。来客の視線を遮りたい部署や、集中力を要する業務に向く
- フリーアドレス:固定席を設けず、社員が自由に席を選んで座るスタイルを採用する形。省スペース化と柔軟な働き方を両立しやすく、増員にも対応しやすい
空間を広く見せる・快適にするデザインの工夫

面積そのものを広げられなくても、デザインの工夫次第で圧迫感を抑え、快適性の高い空間に近づけることができます。
視線が抜けるレイアウトと家具選び
背の高い什器や壁で空間を細かく仕切ると、狭いオフィスでは実際の面積以上に狭く感じられてしまいます。ローパーテーションやガラス仕切り、鏡面素材を使い、視線が抜ける配置にすることで、視覚的な広がりと奥行きが生まれ、床面積を変えずに広い開放感を創出できます。窓からの自然光を活かすと空間が広く見える効果もあり、明るい印象にまとめるのも快適性を高める効果的な方法です。
パーテーション・仕切りは圧迫感に注意して選ぶ
来客対応エリアや会議室にはある程度の仕切りを設ける必要がありますが、天井近くまで塞ぐと閉塞感につながります。受付カウンターや腰高程度のパーテーションを設置する、光を通す素材の間仕切りを選ぶなど、高さを工夫しながら必要な区切りを確保すると、圧迫感を感じにくく開放的な雰囲気を保てます。プライバシーを守りたいエリアだけ個室に近い形にするなど、機能性とデザイン性を両立させるメリハリをつけるのもポイントです。
収納は壁面や多機能家具で確保する
書類の保管棚やロッカー、コピー機などのOA機器、備品の収納スペースは後回しにされがちですが、床面積を圧迫する大きな要因です。壁面収納やキャスター付きの可動収納、パーテーションと収納を兼用した多機能家具や造作家具を取り入れることで、床面積を最小限の圧迫で有効活用でき、限られたスペースを最大限に活かせます。ペーパーレス化を進めて書類そのものを減らすのも有効な工夫です。
照明・木目の内装で開放感と落ち着きを両立する
照明は明るさと色味のバランスで空間の印象が大きく変わります。木目調やナチュラルな色味を基調とした洗練された家具・内装をアクセントに取り入れると、コンパクトなオフィスでも温かみと落ち着きのある雰囲気を演出できます。黒を差し色に使ったシックな配色や、観葉植物を置いてリラックスできる居心地の良い空間づくりも、社員のモチベーションを高め生産性の向上につながる工夫として人気です。ラウンジのような多目的スペースを一角に設けるのも、多様な働き方に対応する工夫の一つです。
小規模オフィスで見落としやすい注意点

レイアウトを決める段階で見落とされがちな注意点もあります。
音漏れ・会議中の会話への配慮
座席同士の距離が近い小規模オフィスでは、電話の声や打ち合わせの会話が周囲に響く音漏れが起きやすく、ストレスの原因になることもあります。会議室やWeb会議用のブースには防音・吸音材を用いる、座席の配置を工夫するなど、集中力を妨げない音漏れへの配慮を早い段階から考慮して検討しておきましょう。
通路幅と避難経路の確保
デスクや収納を詰め込みすぎると通路が狭くなり、日常の動線だけでなく非常時の避難経路にも支障が出るおそれがあります。事務所衛生基準規則等の関連法令で定められた基準も踏まえながら、通路幅には十分なゆとりを持たせることが大切です。
増員余地を見込んだ座席計画
座席数ぎりぎりでレイアウトを決めてしまうと、増員のたびにレイアウト変更や再移転が必要になります。フリーアドレスや可変式の家具を取り入れ、社員が自由に座る場所を選べるようにしておくと、人数の変化にも柔軟に対応しやすくなり、働きやすさの向上にも繋がります。
小規模オフィスデザインを成功させる進め方

小規模オフィスのデザインを進める際は、まず丁寧なヒアリングをもとにコンセプトと優先順位を整理し、平面図でのゾーニングと面積配分、レイアウトパターンの検討、内装・家具の選定という流れで進めるのが一般的です。デザイン・内装工事・家具の手配が別々の業者に分かれると、限られた面積の中でイメージをすり合わせる手間が増えやすいため、コンセプト段階から一貫して相談できるソリューションを用意しておくと、アイデアをスムーズに形にしやすくなります。オフィス移転や物件選びのタイミングでリニューアルにあわせてレイアウトを見直すケースも多く、準備期間に余裕を持ちながら現状の課題を整理し、段階的に進める姿勢が大切です。
まとめ
小規模オフィスのデザインは、限られた面積の中で用途ごとにスペースを分けるゾーニングと面積配分を工夫し、レイアウトパターンや視線の抜け方、収納・照明といったデザインの工夫を組み合わせることで、コストを抑えながらも快適性の高い働きやすい空間を実現できます。社内コミュニケーションの活性化にもつながる配置を意識しながら、音漏れや通路幅、将来の増員余地といった見落としやすい注意点にも配慮して、自社に合ったおしゃれなオフィスレイアウトを検討してみてはいかがでしょうか。丁寧なオフィスづくりは社員の働きやすさや生産性の向上、企業イメージの向上にも繋がる投資です。小規模オフィスのデザイン・レイアウトでお悩みの際は、JOY Worksまでお気軽にご相談ください。オフィスデザインサービスや施工事例もあわせてご覧いただけます。
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